RD628 中継機能付基地局無線装置

ソリューションガイド

問題

 大規模スタジアムにおいて、イベント規模が大きくなるにつれ、周辺施設の増加、スタジアムの増築により簡易無線同士では通信ができない不感エリアが発生していた。簡易無線の複数チャンネルを利用したグループ運用をしているため、他グループとの通信や部署間を超えた通信が不可能であった。簡易無線での運用は共用波であるため他局との混信もあった。緊急時には一斉通信を行うことが困難であり、現状の運用に不安を感じていた。

解決

 中継機能付基地局無線装置を導入することで通信距離は2倍になり、不感エリアが解消され携帯無線機同士での全敷地内通信が可能になった。デジタル専用波を使用するため混信が無くなり、ストレスなく通信ができるうえに情報漏えいも防げるようになった。また、グループ分けも自在であるため、通常においては、現場の状況にあわせた複数のグループ(最大1024グループ)運用を実現し、地震、災害などの緊急時には、優先権をもつ責任者の無線機によるワンプッシュ送信で部署間を超えた一斉通信が可能になった。


競技場

  • 機器構成

> MD658

車載型無線機

> RD628

デジタル中継機能付基地局無線装置

> PD668

携帯型無線機