RD628 中継機能付基地局無線装置

ソリューションガイド


爆発危険箇所が存在

問題

 石油化学プラントの金属含有率の高い製油設備など様々な巨大設備が混在する環境下では、携帯無線機同士の通信ができない不感エリアが発生していた。さらに、併用していた簡易無線が共用波のため他局との混信もあった。緊急時には一斉通信を行うことが困難であり、現状の運用に不安を感じていた。

解決

 中継機能付基地局無線装置を導入することで通信距離は2倍になり、不感エリアが解消され携帯無線機同士での全敷地内通信が可能になった。デジタル専用波を使用するため混信が無くなり、ストレスなく通信ができるうえに情報漏えいも防げるようになった。また、グループ分けも自在であるため、通常においては、現場の状況にあわせた複数のグループ(最大1024グループ)運用を実現し、地震、災害などの緊急時には、優先権をもつ責任者の無線機によるワンプッシュ送信で部署間を超えた一斉通信も可能になった。管理指令システム(Hyteraスマート・ディスパッチ)も採用し、職員の位置確認のほか、通話録音機能による通信内容の保存、確認もできるようになり、重要通信の聞き逃しが無くなった。


石油化学プラント

  • 機器構成

> 管理指令アプリケーション

  (スマートディスパッチ)

> RD628

デジタル中継機能付基地局無線装置

> PD798Ex

本質安全防爆携帯無線機