PD798Ex (IS ver.)  

デジアナ/デュアル方式本質安全防爆無線機

(zone0対応、IECEx国際規格) 

一般業務用無線機(SR)・無線設備工事設計認証取得


IECEx(国際防爆規格) / ATEX(欧州防爆規格)防爆認定取得

*Zone0対応については、国内本質安全防爆検定を取得しておりません。

国内本質安全防爆検定Ex ib IIC T4 Gb合格機種こちらから


本質安全 Intrinsic safety(IS)は、爆発危険箇所における電気機械器具の安全な運用のための保護技術です。

発火源となりうる電気火花(スイッチ類の開閉)や静電摩擦による火花を防ぎます。

「ia」は、本質安全の最も厳しい爆発防止基準です。

PD798Ex ISは爆発性雰囲気が連続し長時間にわたり続く特別危険箇所(zone0)でも安全に動作します。



「ia」

PD798Ex ISは zone 0 / 1 / 2 でも安全に動作します。


「M1」

 メタンガスと鉱山粉塵は炭鉱での主な危険要因です。 PD798Ex ISは最高レベルの保護機能を備えています。 通常の使用では点火源になることはまずありません。万が一のガスの発生時であっても安全に動作します。


防爆構造の種類 (ATEX指令)

Ⅱ 1G Ex ia ⅡC T3

Ⅰ  M1 Ex ia Ⅰ

Ⅱ 1G Ex ia ⅡC T3

Ⅱ 1D Ex ia ⅢC T160℃ 

 


Ⅱ 2G Ex ib ⅡC T4


Ⅱ 2D Ex ib ⅢC T120℃


 代表的な爆発性ガスのグループ及び温度等級

温度等級

T1

T2

T3

T4

爆発性ガス

の分類

450℃〜

300℃〜450℃

200℃〜300℃

135℃〜200℃

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ⅡA

アセトン   シクロプロパン メタノール

アンモニア プロピレン   プロパン

酢酸エチル メタン     トルエン ベンゼン

塩化ビニル   

ジメチルアミン

酢酸ブチル   n・ブタン

エチルベンゼン 

メタクリル酸メチル

オクタン 塩化ブチル   

ガソリン

ヘキサン  I・オクタノール ベンタン
ケロシン シクロヘキサン  石油ナフサ

アセトアルデヒト

トリメチルアミン

ⅡB

アクリロニトリル 

コークス炉ガス

シアン化水素   

一酸化炭素


アクリル酸エチル

エチレン

エチレンオキシド

クロトンアルデヒド 

アクリルアルデヒド

ジメチルエーテル  

テトラヒドロフラン

ジプチルエーテル   

エチルメチルエーテル

ジエチルエーテル   テトラフルオロエチレン

ⅡC

水素

アセチレン

 

 

危険箇所の分類

危険箇所は、爆発性雰囲気の存在する時間と頻度に応じて次の三つに分類されます。

特別危険箇所(zone0)
特別危険箇所とは、爆発性雰囲気が通常の状態において、連続し長時間にわたり、又は頻繁に可燃性ガス蒸気が爆発の危険のある濃度に達するものをいう。

① 可燃性ガスの容器、又はタンクなどの内部

② 引火性液体の容器、又はタンク内の液面上部の空間部

第一類危険箇所(zone1)

第一類危険箇所とは、通常の状態において、爆発性雰囲気をしばしば生成するおそれがある場所をいう。

①爆発性ガスが通常の使用状態でも集積する恐れのあるところ

②修繕・保守の際に、しばしば爆発性ガスが漏洩集積するところ

第二類危険箇所(Zone2)

第二類危険箇所とは、通常の状態において、爆発性雰囲気を生成するおそれが少なく、また、生成した場合でも短時間しか持続しない場所をいう。

① 容器又は設備が事故の為に破損したり、操作を誤った場合に爆発性ガスが漏出したりする恐れがあるとこ

②爆発性ガス・蒸気が集積しないように換気装置などが施してあるが、その装置の以上や事故で危険になる恐れのあるところ

③ 第1種場所の周辺又は隣接する室内で爆発性ガスが時々侵入し、危険になる恐れがあるところ


トップクラスの堅牢ボディ IP67  /  MIL-STD-810G


  • 無線機内部への粉塵の侵入を防護します
  • 一時的(30分)に一定水深(1m)の条件で水没でさせても内部に浸水しません
  • 米軍軍用規格 MIL-STD-810 C/D/E/F/G 

強風や騒音下でもクリアな音声通信(ノイズキャンセリング)


ノイズ環境下、強風環境下での音声比較 動画 *音声が流れます


運用可能時間約40%伸長(対アナログ比)


 

・ 大容量 1800mAh (リチウムイオン) 電池

・ TDMAデジタル技術による運用時間の改善

    (17 時間 5-5-90 サイクル)

・ 過充電、過放電防止機能標準搭載


安心安全のための設計


落下防止設計の特殊バッテリーラッチ(Hytera特許)



帯電防止設計筐体(Hytera特許)

  • IEC60079:0,による表面素材により、素材 帯電性を1GΩとする
  • IEC60079:0,により、非金属性範囲は2000mm²であり、2000mm²を超える場合、帯電防止処理を講じなければならない

独自の2重素材モールド技術の採用により、製造規格条件に準拠し、帯電防止性と堅牢性に於いて、高い安全性を実現。



独自の PCB 設計 –サーキットレイアウト, EMCシーリング

 

ゆとりを持ち、十分に間隔を設けた、PCB基板の独自設計技術。最大のEMC機能を引き出すための完全シーリング/カバー設計。

 

シリコンゲル充填


主な仕様・諸元

PD798Ex (IS ver)  主な仕様・諸元

型式名称

PD798Ex VHF

PD798Ex U(1)

周波数帯

VHF

UHF

周波数帯域

136-174MHz

400-470MHz

防爆構造の種類

(ATEX)

Ⅱ 1G Ex ia ⅡC T3

Ⅰ M1 Ex ia Ⅰ

Ⅱ 1G Ex ia ⅡC T3

Ⅱ 1D Ex ia ⅢC T160℃ 


Ⅱ 2G Ex ib ⅡC T4


Ⅱ 2D Ex ib ⅢC T120℃

(IECEx)
Ex ia ⅡC T3 Ga

Ex iaⅠMa

Ex iaⅠMb

Ex ia ⅡC T3 Ga

Ex ia ⅢC T160℃ Da

Ex ib ⅡC T4 Gb


Ex ib ⅢC T120℃ Db
(FM/CSA)
Class I ,Division 1, Groups A, B, C, D T3B

Class I ,Ⅱ,Ⅲ,Division 1, Groups A, B, C, D, E, F, G T3C

Class I ,Division 2, Groups A, B, C, D T4

ClassⅡ,ⅢDivision 2, Groups E,F,GT4A

Class I, Zone 0, AEx ia IIC T3

Class II, Zone 0, AEx ia IIIC T160℃

Class I, Zone 1 AEx ib IIC T4

Class II, Zone 1, Ex ib IIICT120℃

チャネル間隔

12.5/20/25 kHz

電波の型式

アナログ:F2D、F3E  /  デジタル:F1D、F1E

動作電圧

DC7.4V

送信出力

1W

外形寸法

約(H)141mm×(W)55mm×(D)39mm(バッテリ含、アンテナ除)

質量

約495g(バッテリー/アンテナ含)

バッテリー

1800mAh(Li‐ion)

運用時間(5-5-90サイクル)

アナログ運用時:約14.5時間 /  デジタル運用時:約17時間 (GPS稼働時15時間)

防塵・防水

IP67準拠

MIL-STD(米国軍用規格)

MIL‐STD‐810 C/D/E/F/G

使用環境

動作温度:‐20℃~+50℃、保管温度‐40℃~+85℃