マカオ警察に、Hyteraのウェアラブルカメラが採用されました。

(2019年04月13日)

 

昨年3月より1年間、マカオ治安警察局(CPSP)は、最前線の現場に勤務する警察官に、Hyteraのウェアラブルカメラ100台を配備し、試験運用を実施しました。 同試験結果の検証を受け、今年の第2四半期から、他の最前線部隊にも、同ウェアラブルカメラが追加配備される事が決定しました。


良好な試験結果
 1年間の導入試用試験で、ウェアラブルカメラを用いて事件発生時の状況証拠をリアルタイムで正確に記録することは、真相究明に必要不可欠であり、ひいては警察官と市民双方の権利を守る事にも繋がると判断できました。また、警察の公務効率を大きく向上させる効果も確認しました。

ウェアラブルカメラの導入は、明確な状況証拠提供により、真実を正確に究明し、警察と市民双方の正当な権利を保護します。


法廷紛争を減らすのに役立つ
 ウェアラブルカメラで記録された状況証拠は、司法の場で利用することが可能です。試験運用が開始された昨年の3月以降、ウェアラブルカメラで取得された状況証拠は21回の事件において、主に紛争を解決する事を目的として、検察官に提供されました。
実際、音声と映像が証拠として提出されたことで法廷での紛争長期化が回避され、場合によっては紛争に至らないケースもありました。


第2四半期に300台の追加導入計画
 ウェアラブルカメラの良好な試験結果を受け、マカオ治安警察局(CPSP)は、今年の第2四半期に300台の追加導入を決定しました。同組織の特殊警察、交通部、諸島警察、国境管理部、警察学校等各所のアドホックパトロール隊、観光パトロール隊、フロントライン・パトロール隊に追加配備される予定です。
また、同カメラは警察官が常に携行する携帯型無線機と接続可能で、スピーカマイクとしても利用でき、警察装備の数を減らすことにより、公務の効率を高める効果も期待されます。
すことにより、公務の効率を高める効果も期待されます。

ウェアラブルカメラは携帯型無線機と接続可能で、スピーカマイクとして利用されています。