DMRデジタル通信システム

DMR(Digital Mobile Radio)

  • 世界的な電波利用規格変革潮流の中で、ETSI(欧州電気通信標準化機構)により制定
  • ニーズに合わせた2スロット運用

Professional Mobile Radio(PMR)ユーザー向けに開発されたデジタル無線の国際標準規格です。

一般業務用無線の無理のないデジタル移行を実現します。

運用目的に合わせた3つの通信方法

● DMO(ダイレクト・モード)による専用スロット運用

この機能は、2つのタイムスロットを完全グループ化し、独立した二つの通信系構築を実現するサービスです。

この事により、2つの独立したグループでストレスの無い同一周波数共同利用を可能とします。

● シュード・トランク機能

この機能は、2つのタイムスロットのうち、空いているタイムスロットを無線機が自動的に検知し、割り当てる画期的な機能です。

例えば任意の無線機が個別通信中に、他の無線機がグループ通信をする事が可能となります。


*日本国内ではデジタル方式のみ対応

● RMO(リピータ・モード)による通信範囲の広域化

広域な施設内、複数にわたる高層棟や地下階における不感地帯解消対策のため、ご採用頂いております。

世界的な電波利用規格変革潮流の中で、ETSI(欧州電気通信標準化機構)により制定

*世界的潮流

 

FCC(米国連邦通信委員会)が公示し、従来の非効率的なアナログ方式(≥12.5kHz)を採用した無線機器を、2011年以降には新規認証しない方針を決議した。

 

 

 

*国内導入検証理由

 

1,既に複数国において、規格の安定性・信頼性・有効性に実績があり、国内においても有益と思われる。

 

2,複数国規格認定品である事からも、生産数量のスケールメリットが期待でき、免許人負担を劇的に軽減できる。

 

 

3,特定国独自基準ではなく、複数国規格認定品であるが故、供給の 持続性に関する安定性・機器の選択伎が広い。

 

⇒免許人の対業務用無線投資保証に大きな安心感がある。


世界複数国での実績によるスケールメリットから享受できる優位性はDMR(12.5kHz *TDMA)方式

*TDMA〖Time Division Multiple Access〗時分割多元接続

現行のアナログ設備とも共存可能

既存アナログ機器と互換性があり、DMRの12.5kHzのTDMA方式は無理のないデジタル移行を可能とする。

アナログ(12.5khz)1チャンネルの運用効率を2倍に

TDMA方式により、12.5kHz帯域幅はそのままで、それを2つの時間枠(スロット)に交互に振り分けます。

つまり個々のスロットにおいて、別々の通信をすることが可能となり、あたかも6.25kHz帯域幅で2チャンネル運用しているのと同等の効果を提供します。

 

DMR製品の主な特徴

暗号化による通信の秘匿性の向上

緊急コールによる作業メンバーへの一斉送信


2スロット運用+シュードトランク技術によりグループ分けも自在

プライオリティー設定により、責任者からの一斉送信


テキストメッセージ機能

マンダウン:設定時間以上倒れた状態が続くと、異常事態とみなして大音量の警報音が鳴ります。

管理センターに自動的に異常を通知します。


移動局が定められたエリアから逸脱した場合アラームが鳴り、メッセージが送信されます。

優れた音声パフォーマンスを発揮

消費電流の効率化によるバッテリー運用時間の伸長


DMR動画コンテンツ

DMR(Digital Mobile Radio)方式は

ETSI(欧州電気通信標準化協会)によって、Professional Mobile Radio(PMR)ユーザー向けに開発されたデジタル無線の標準規格

2スロットTDMA方式により運用効率を2倍に 


消費電流の効率化によるバッテリー運用時間の伸長

優れた音声パフォーマンスを発揮

 


2スロット運用により、音声、テキストメッセージ、GPSなど様々なアプリケーションに対応

 

DMR製品は、100以上の国の、公安、公益企業、製造業などで使用されています