ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)は

HyteraグループSepura社製のTETRA端末を導入しました。

2019年4月26日

ロンドン警視庁(Metropolitan Police Service)は、既存の無線システム改善を目的に、Hytera子会社のSepura社製TETRA端末(SC2シリーズ)の採用を決定しました。これは、英国TETRA供給メーカーが受注した中で最大規模となる契約です。

今回のSepura社製無線通信端末への更新は、庁内に複数のグループで跨る通信インフラを越えた、大規模な通信実験を経て最終決定されました。通信実験の参加者からは、通信エリアの拡大が見込まれること、明瞭で優れた音声品質であること、素早い緊急通報が可能なこと、直感的な操作ができる大画面液晶が搭載されているなどの点で、SC2シリーズを高くご評価いただきました。特に小型軽量ながら高出力設計のSC21は非常に高い評価を受け、今回の機器更新の目的である運用の改善に高い期待が持たれています。

さらに、無線通信運用のパフォーマンス向上のため、カスタマイズソフトウェアが開発され、公務効率化に大きく寄与するとともに、将来の技術革新に伴い、AppSPACEソフトウェア環境を通したアップグレードも可能であり、さらなる運用効率向上を実現させます。

本通信システムは2019年内の本格稼働を目指しており、初期システムを5月に、同年12月までにはSC2シリーズと車載型無線機SRG3900シリーズ合計32,000台以上の全数を稼働させる予定です。

Sepura社について
 HyteraグループSepura社は、公安やミッションクリティカルユーザーへ、デジタル無線システムとアプリケーションの設計、及び製造をカスタムメイドで行う世界的プロバイダーです。
Sepura社の持つTETRA、DMRおよびLTEを介するトータルソリューションは、公共安全、輸送、公益事業、石油およびガス、製造、建設、レジャー等の様々なユーザーの重要自営通信を支えます。
 Sepura社はイギリス、ケンブリッジを開発拠点とし、2002年の設立以来、無線通信インフラ、移動無線端末、データアプリケーションを100カ国以上の国々の顧客にトータル供給し、顧客が日々直面している運用上の課題に強力なソリューションで応え、世界中の公安および民間自営通信ユーザーより高い信頼を受けている企業です。