HyteraのDMRでセキュリティ性の高い通信を実現


 

Topic 1 1677万 通り以上のID設定

個別ID呼び出し、グループID呼び出し、一斉呼び出し等の呼び出しコールは1677万通り以上の設定が可能です。

個別ID とは、通信システム内において無線機1台毎に割り当てられる識別番号になります。通信では個別通信などに使用されます。(※電話番号のようなもの)

グループID は、通信システム内において特定の通信グループを識別する為に使用されます。(※SNSチャットアプリのグループのようなもの)


電波を受信できても、コールID が一致しなければスピーカーが開かないので音声を聞く事はできません。

 

Topic 2 高度な暗号化通信技術

暗号化通信は、中継器および無線機のチャンネル毎に設定が可能です。

Key ID及び暗号キーが一致しない限り、音声及びデータの送受信は出来ません。


暗号化はARC4方式40bitまたは、AES方式256bitを使用します。

ARC4、AES共に共通鍵暗号化方式の一つですが、AESは、より高度な暗号化方式です。*AES Advanced (高度)Encryption(暗号化)Standard(標準)

 

 

 

ARC4方式40bit(10桁暗号キー)

暗号キーの組み合わせは 2の40 乗通り

=1,099,511,627,776通り

10桁暗号キーの例

B135F5B101

AES方式256bit(64桁暗号キー)

暗号キーの組み合わせは2の256乗通り

=115,792,089,237,316,195,423,570,985,008,687,907,853,269,984,665,640,564,039,457,584,007,913,129,639,936通り

64桁暗号キーの例

B135F5B101E939D24803D02E3E3E72FCC1489293530A081D9DB54551756E3C1CZ

①、②、③の3タイプから選択可能


 

Topic3 システムアクセス制限 

①中継機能付基地局(リピーター) アクセス制限

 LAM(Local Access Management)

 中継器に無線端末 ID (Radio ID) を登録します。無線端末から送信されたIDを中継器は、登録済みのRadio ID と照合し一致した物のみ中継動作を行います。未登録のIDが送られてきた場合は、中継器にはじかれシステムに入ることは出来ません。


②Over The Air Encrypt Key認証

中継器及び無線端末のチャンネル毎に設定が可能です。無線通信システム内の機器が同じOTAE Keyでなければ、同じ周波数・同じグループであってもシステム認証されず、送受信不可能となります。

暗号キー:32文字(数値0~9/英字A~F設定可能)


③Color Codeアクセス制限

Color Code とは、通信システムを識別するための番号になります。お互いに通信したいユーザーには同じカラーコードが割り当てられます。Color Codeが一致しない通信システムでは、同じ周波数・同じIDであってもシステムに認証されず、送受信不可能となります。


④マルチネットワークアクセス制限

 MAM(Multisite Access Management)

マルチサイトライセンスを付加された無線機は、中継機どうしを専用回線で接続している場合マルチサイト運用が可能です。ライセンスのない無線機はマルチサイト運用はできません


 

Topic 4 無線機の遠隔制御

①盗難及び紛失した無線機の機能を無効化

無線機が盗難及び紛失した際、該当無線機が通信範囲内に有る場合は、管理者の無線機端末、もしくは、デジタル管理システムから該当無線機を遠隔制御で無効化することが出来ます。

< デジタル無線管理システムとの連携 >

デジタル無線管理システムと連携した場合は、使用不能状態にあっても該当無線機の電源が入っている状態であれば、該当無線機がGPS位置情報を送信し続ける為、盗難及び紛失した無線機の場所を特定することが出来ます。さらに、該当無線機が、圏外や電源が入っていない状態でも、システムによる無効化操作コマンドが保持され続けることで、端末が通信圏内に入り電源が入った瞬間に無効化します。


②無線機周囲音の遠隔モニター

無線機が盗難及び紛失した際、該当無線機が通信範囲内に有る場合は、管理者の無線機端末、もしくは、デジタル管理システムから無線機を遠隔操作にて送信状態にし、周囲音を確認することが可能です。10秒から最大120秒まで設定ができます。


③遠隔操作認証キー(Air Interface Authentication Key)

無線機の機能停止・復活、遠隔モニター機能は遠隔操作認証キーが必要です。認証キーが付与されていない無線機からの遠隔制御はできません。

 

Topic 5 パスワードロック

①無線機のパスワードロック

無線機電源投入時、パスワードの入力を求められ、端末のキーパットで8桁の暗証番号を入力が必要です。


②無線機設定ファイルのパスワードロック

無線機設定時に使用する専用プログラミングソフトウェアの設定ファイルに対してPasswordを掛けられます。これにより無線機の設定内容が第三者に漏れることはありません。


 

Topic 6 デジタル無線管理システム

安全・安心の

 通信ソリューション

①GPS位置情報による動態管理機能

②デジタル無線機の遠隔管理機能(機能停止&復帰)

③非常警報通知機能(マンダウン機能、転倒通知)

④通話内容の録音、再生、通話履歴の閲覧、検索


管理者は、緊急時の画面表示と共に、警報音によって緊急事態を即座に確認できます。視覚的に状況を確認しながら周囲の警備員に対して事態早期解決のための的確な指令を送ることができます。このシステムは、外部インターネットに接続しない閉域網で構築することで、GPS情報等のデータがインターネットを介して外部に流出することは絶対にありません。


お客様の求めるセキュリティ性の高い自営通信システム

カスタムメイドで構築します。

暗号キーの変更や、細かな調整はユーザーサイドでも行うことが可能です。